PCの冷却は、性能の「保険」のようなものです。CPUやグラボは高温になると、自分を守るために動作を落とす(サーマルスロットリング)ため、冷却が足りないと性能が出ません。
1. CPUクーラーの種類
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 空冷(サイドフロー) | ヒートシンクとファンで冷やす。シンプルで、故障しうる部品が少ない。多くのゲーム用途で十分なことが多い |
| 空冷(ツインタワー) | ファン2基のものが多く、冷却力が高め。大きく重い |
| 簡易水冷(AIO) | 冷却力が高く、見た目もすっきり。ポンプなど故障しうる部品が増える |
発熱の大きいCPUでは、冷却力の高いモデルが向きます。当サイトでは空冷CPUクーラーのほか、定番のDEEPCOOL AK400や、ツインタワーのThermalright Peerless Assassin 120 SEの最安値も追っています。
2. 買う前に確認すること
- 対応ソケット:AM5、LGA1851などに対応しているか。
- 高さ:ケースの「CPUクーラー高さ制限」より低いか。
- メモリとの干渉:背の高いメモリヒートシンクにクーラーのファンがぶつかることがあります。
- CPUに付属しないことも:Ryzen 7 9800X3DやCore Ultra 7 265Kなどは、クーラーが付属しません。
3. 取り付けのチェック
- 底面の保護フィルムを剥がす:貼られている製品があり、剥がし忘れるとほとんど冷えません。
- グリスは、適量を塗ります。多すぎても、少なすぎても冷えにくくなります。製品のマニュアルの指示に従いましょう。
- クーラーのファンの電源は、マザーボードのCPUファン用ヘッダーに繋ぎます。
4. ケースファンの基本の流れ
前面から吸気、背面と上面から排気が基本です。空気の通り道ができると、冷えやすく、静かにもなりやすくなります。ケースによって、取り付けられるファンの数と位置が違うので、購入前に確認しましょう(電源とケースの選び方)。
5. 静かなPCにするコツ
- 同じ風量なら、大きいファンをゆっくり回す方が静かになりやすいです。ケースファンは120mmや140mmが定番です。
- マザーボードのBIOSで、ファンの回転数を温度に合わせて調整できます。
- 回転数をPWM(4ピン)で制御できるファンだと、調整しやすくなります。
6. 定期的なメンテナンス
ケースのダストフィルターにホコリが溜まると、空気が通りにくくなり、冷却性能が落ちます。数か月に1回を目安に掃除しましょう。
7. 冷えないときの確認
- CPUクーラーの保護フィルムを剥がしたか
- クーラーが正しく固定されているか
- ファンが回っているか(ケーブルの接続)
- ケース内の空気の流れ(吸気と排気のバランス)
- フィルターのホコリ
組み立ての全体の流れは組み立て手順をどうぞ。